【近場グルメライド】さいたま市宮原の『油そばSUZUNOKI』のマリオが作る油そばは意外にも上品かつ繊細なお味

コロナウイルスの影響により、営業時間などが通常と異なる場合があります。

ユウジです。大変ご無沙汰しております。

収まる気配のないコロナ禍に私ももれなく翻弄されておりました。
まぁ、ジタバタしても、仕方なし。やれることを精一杯やっていくしかないですよね。
ってことで、2021年も明るく前向きに生きていこうと思っています!

さて、単なるラーメンブログになりつつある当ブログですが、裏を返せば、自転車の楽しみ方は実に懐が深いということの証左であると言えるでしょう。文明の力を借りながらも、あくまでも自分の肉体を駆動力として、栄養補給を目的とした旅に出る。ラーメングルメライドとは、いわば、原始時代の狩りに近い体験なわけです。こうすることで、テクノロジーに侵食され、はたらきが鈍ってしまった野生の勘がふたたび目覚めるのです。

ということで、今日の目的地は、宮原の油そば専門店、SUZUNOKIさんです。

ラーメンとは独自の進化系、油そば

油そばは、いまではすっかり市民権を得た食べ物だと言えるでしょう。ラーメンは一切提供せず、あくまで油そば一本で勝負する専門店もあり、そのいくつかは明らかに成功しているように見えます。油そばは、もはや堂々と主役を張れる存在になったのです。

油そばの発祥については諸説あります。私が油そばを認識したのは、1998年頃。当時、ニンニクげんこつラーメン花月というラーメンチェーン店が、「もんじゃそば」というメニューを提供していました(現在も後継ブランドである『らあめん花月嵐』が同様のメニューを展開しています)。この「もんじゃそば」こそ、私にとって初めての油そばだったのです。

嵐まぜそば|レギュラーラーメン|グロービートジャパンのらあめん花月オフィシャルサイト
らあめん花月のレギュラーメニュー「もんじゃそば四代目」の紹介。 21世紀の新しいラーメンのウェーブの一つとしてスープオフ系、または和え麺が脚光を浴びているが、その源流は90年代流行した、油そばである。そして、その油そば人気に火をつけたのが、花月の『もんじゃそば』であった。当時は毎週のように雑誌のラーメン特集にも掲載さ...

スープがないことの衝撃に加え、こってりとしていながらも少々の酸味でくどさを和らげた絶妙な味わいのバランスに、当時たくさん生息していた典型的『ラーメンマニア大学生』だった私は、一瞬で虜になってしまいました。薄くスライスしたゆで卵とチャーシューが、スープのない麺によく馴染むことにも、一人で感動していました。スライスされたゆで卵の黄身を、麺にそれとなく和えることを意識した箸運びによって、味わいの変化を楽しむことは、私が私自身に課した油そば食法の戒律でした。何を言っているのか分からないと思いますが、誰に告白するでもない自分自身に課した小さなルールが、日常の体験のひとひらひとひらの、色褪せることのない新鮮な粒度を維持したままにし、時が経ってもその追想を鮮烈なものにするのです。

大宮系油そばの急先鋒、SUZUNOKI

さて、有り体に言えば、自転車到達圏内にある信頼できる油そば専門店を、私はずっと探していたのでした。もちろん、大宮には安心のブランド「東京油組総本店」の大宮店があります(ここも超ウマイです)。ただし、何年も通い詰めている私には、驚きがない。人間とはわがままなもので、驚きと安心という相矛盾する心理体験を同時に欲しがるものなのですよね。

ということで、Googleマップでサーチした結果、SUZUNOKIというお店が見つかりました。

 

スフィーダからのルートはこんな感じ。

そう、行けちゃうんです。緑のヘルシーロードで!

油そばを求めて緑のヘルシーロードを爆走

以前も言いましたが、緑のヘルシーロードは、自転車乗りならそのためだけに蓮田市への引っ越しを検討してもいいくらいの理想的な道です。とにかく平坦さがハンパじゃない。関東平野のポテンシャルここに極まれりですよ。そうした自転車乗り垂涎の道を走って、油そばにたどり着けるなんて、私は罰が当たりそうな幸福者ですね。

ということで大体30〜40分くらいで到着しましたよ。SUZUNOKIに。

ドーン!「テイクアウトあります!!」と大きく書いてあります。そう、コロナウイルス禍で、飲食店は本当に大変なんですよね……。SUZUNOKIさんも、ドアを開放して換気をしっかりするなど、対策をしている様子。なるほど、これなら安心ですね。早速お店の中にお邪魔します。

厨房からマリオ登場

すると早速、厨房の中から「いらっしゃいやせっ!」という元気な声。
そちらに目をやると……。

「いらっしゃいやせっ!」

マリオじゃん!

マリオがこっち見てる……?!
驚きながらも少し会釈をして、そのまま歩いて店内奥にある券売機の方へ。
背中にマリオの視線を感じますが、まずはメニューの確認に全集中します。

ラインナップは4種類。
背脂醤油、塩、辛味噌、バジルと、バラエティ豊富。
きっとこのお店は、背脂醤油を主軸として、ラインナップを組み立てているに違いありません。
ということで、私の腹は決まりました。背脂醤油で勝負です。

SNSなどの告知があちこちにペタペタと貼ってあります。マーケティングも頑張っているようですね。

隣の券売機を見ると、丼ものも展開しているようです。

なるほど。麺をそのままご飯にした、チャーシュー丼って感じです。
ということは、チャーシューに自信があるみたいですね。

テーブル周りの注意書きにもチャーシューのことが書いてあります。やはり、相当自信があると見た。
やはりチャーシューをトッピングしておけばよかったか・・・と、ふと周囲に目をやると、そこにも別の注意書きが。なんとSNSでハッシュタグをつけてSUZUNOKIのことを呟けば、チャーシューを含むトッピングが一つ無料で追加できるらしい!これはお得だ!

ということで、さっそくマリオに聞いてみます。

「マスター、このSNSでつぶやくやつやりたいんだけど……」

 

「はい、わかりました!チャーシューでいいですか?」

 

「チャ、チャーシューでお願いします!」と告げて、しばし待つことに。「SNSの投稿は、食べた後でいいですから〜」とのこと。なるほど、きっと熱々を食べて欲しいという配慮ですね。

こってりしながらも上品さを感じさせる油そば

そうこうしているうちに出来上がりました。写真を撮ろうとスマホを取り出すと、「写真を撮っていただけるなら、ポーズを取ります!」と、マリオ。それなら是非!ということで、はい、チーズ。

撮れましたが、ピントがバッキバキにマリオに合ってしまいました。

約束通り、SNS口コミ投稿のおまけで、チャーシューがちゃんと2枚になっています!では、いただきます。

なるほど、丼の底にタレが薄く溜まる程度に入っているタイプの油そばなんですね。まぜそば系です。お味はというと、こってりしつつも上品にまとめたハイソ系。いわゆるガッツリジャンク感は抑えめです。美味しいですが、ジャンク感飢え飢えモードの時は少しおとなしすぎて物足りないかも。もっとジャンク感が欲しいなということであれば、充実した卓上の調味料やトッピングを使えば無問題。にんにく、マヨネーズ、カレーパウダーなど、豊富に取り揃えてありました。肝心のチャーシューはというと、これもまたホロッホロで美味。流石推すだけありますね。そうそう、店内がとても清潔なこともポイント高めです。

ということで、初SUZUNOKI、満足させていただきました。これから、残りのラインナップである、塩、辛味噌、バジル、各種丼ものにチャレンジしていこうと思います。

店名:油そばSUZUNOKI
住所:埼玉県さいたま市北区宮原町1-371
営業時間:11:15~15:00・17:30~20:30
定休日:月曜日

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