埼玉県伊奈町で味わえる本格濃厚豚骨ラーメン「博多長浜らーめん 楓神」
楓神(ふうじん)は蓮田市の隣町、伊奈町にある豚骨ラーメンのお店です。スフィーダからは自転車で10分〜15分程度の距離にある、気軽に訪れることができるラーメン屋さんです。スフィーダからのルートは以下。
ヘルシーロードを経由し、国道3号を南下。幹線道路沿いにあるラーメン屋さんで、お昼時の駐車場はいつもほぼ満車。もちろんお客さんもほとんど満員です。
楓神のラーメンは博多ラーメンの中でも本格的な豚骨ラーメンである長浜ラーメンと呼ばれる種類だそうです。「呼び戻し」と呼ばれる珍しいスープ技法は、開店当初から絶対に空にしないスープ釜に、別の釜で取った新しいスープを少しずつ継ぎ足しながら作るというもの。
だからこそ、濃厚な中にもさまざまな妙味を感じさせる奥深い豚骨スープになっているんですね。ウマすぎます。豚骨本来の旨味を全面に押し出しているため、人によっては臭みを感じるややクセのある味だと思います。しかし、気がついたら虜になっているんですよね。私などは見事にハマって、連日通い詰めています。シンブルな豚骨こそが一番うまいのである。そうした店主の信念を感じるラーメンです。ちなみにチャーシューもフワッフワで、別格に美味いです。
とんこつラーメン⇒替え玉⇒替え玉⇒魚の辛そぼろでつけめん風⇒カレーご飯のフルコンボで悶絶
しかし、本格的な長浜ラーメンであれば他にも美味しいお店はあるでしょう。それにも関わらず、なぜ私が「楓神こそが、日本最強の豚骨ラーメンである」と断言できるのか。それは、店主自らがラーメンオタクであることを公言するかのような、メニュー構成にあります。一例として、私のある日の楓神でのオーダーを公開します。
ある日の楓神のオーダー(オーダー順)
- ねぎラーメン
- 替え玉(ハリガネ)
- 替え玉(ハリガネ)/魚の辛そぼろ
- 替え玉(ハリガネ)
- カレーご飯
私の体を心配する気持ちも分かりますが、食いしん坊なら読んでいるだけで胸が高まりますよね? ひとつひとつ説明していきましょう。
ねぎらーめん
まずはねぎらーめん。濃厚だがややもするとくどくなりがちなスープの後味を、ねぎがすっきりと洗い流します。相性抜群も甚だしい。ねぎと豚骨、この2要素だけで楓神店主は永久機関を完成させてます。替え玉が止まりません。
「魚の辛そぼろ」で魚介豚骨風つけ麺に味変
楓神店主によるとんでもない発明品のひとつ。私は山岡士郎ではないので正確に分析はできませんが、ざっくりしたレシピはおそらく「鶏そぼろ+魚粉+辛味ペースト」。こ、こいつと豚骨ラーメンがどう組み合わさるっていうんだ? まっとうな疑問です。
こう使わんかい!
ラーメンのスープを魚粉のかかった鶏そぼろにひたひたになるまでかけてよく混ぜ、味変スープを作ります。
次に、特製辛味ペーストを好きなだけ入れて、再度よーく混ぜます。
するとこのように旨味丸出しの濃厚なタレができます。
このタレを麺につけて、つけ麺のように食べるのです。最強うまい完成の瞬間です!もうさすがに満腹かなと思っても、味変による美味一新でとどまること無く替え玉は続きます。
カレーご飯(魚の辛そぼろを注文した人のみ)
はぁ〜満腹。しかし!こんなものでは楓神店主の攻勢はやみません。魚の辛そぼろを注文した人のみが食べられる半隠しメニューが存在するのです。その名はカレーご飯!
オーダーすると、白ごはんと、チャーシューの破片、刻みねぎ、カレー粉少々、特製辛味ペーストが運ばれてきます。
これらを先程作ったつけダレに加えて混ぜますと、魚介豚骨スープベースのカレールーが完成します。あとはお分かりですよね?
そうです、白ご飯にかけて、ミニカレーライス(注:激ウマ魚介豚骨スープ仕立て)完成の暁にはガツガツと貪り食べればよいのです!
豚骨ラーメンオタクが提案するフルコース
豚骨ラーメンを文字通り骨の髄まで味わうために、ここまで創意工夫できるとは、感嘆を禁じえません。店主はきっとご自身が豚骨ラーメンオタクなのでしょう。「こうしたら美味いと思うんスよ」というメッセージ性をそこかしこからビンビン感じます。美味追求。素晴らしいですね。楓神に来たらお腹がはちきれそうになるまで食べないと気が済まない。そんな体になってしまいました。
住所:埼玉県北足立郡伊奈町栄1丁目93
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